アフター5にも戦術が必要

アフター5にも戦術が必要
 ビジネスシーンで目指すべきは、ハンサムウーマン。ですが、アフター5で異性と同席する食事会や合コンなどでは、フェミニンな印象づくりが大切。とはいえ、着替え一式を持参するのも大変。アフター5の予定がある日は、少し女性らしさを意識したコーディネートをしましょう。
 女性らしさを演出する基本は、柔らかなライン使い。出勤がスーツの場合、ジャケットを脱いでシャツ+スカートでもOKなコーディネートを意識するのも、ひとつの方法です。可能であれば、スカートはタイトなタイプではなくヘムにアクセントがあるデザイン性があるアイテムにしておいても、ジャケットと合わせるとビジネスシーンでもそれほど違和感はないはず。退社時にジャケットを脱ぎ、オーバーブラウスにしてチェーンタイプのルーズベルトをあしらうなど小ワザを効かすのもいいでしょう。また、エルメスタイプの華やかな大判スカーフを肩まわりにあしらうと、女性らしさがアップ。女性らしい明るい色やソフトな色を上半身に使うと、ぐっとフェミニンな印象になります。
 また、会社に私物用のロッカーなどがあれば、女性らしいヒールパンプスなどを置いておくのもいいかもしれません。ハイヒールであれば、なおのこと良し。男性は靴に興味がある人も多いので、意外と女性の足元もチェックしています。足をきれいにみせてくれるストッキングとハイヒールがあれば、かなり洗練された印象が作り出せます。

 ビジネスファションと同様、アフター5にも戦術は必要。会う相手にハマるペーシングができれば成功率もぐんと上がるはず。事前に相手の好みがリサーチできればいいのですが、難しい場合もあるでしょう。そんなときは、相手の役職や職種を考慮した服装プランを。そして、ビジネスシーンでは御法度だった「女らしさ」や「可愛らしさ」、少しの「セクシーさ」は、ここでは必要。コツは上手な肌見せテクです。デコルテライン、とくに鎖骨を見せるのもいいでしょう。もし、ホテルのレストランなど、少しあらたまった場所で会うなら、肩や腕を出してもOK。ただし、見せ過ぎは禁物です。肌を見せすぎると安っぽい色気になってしまうので、どこか1カ所ぐらいに留めて。デコルテを見せるなら、袖のある服を。腕を出すなら首もとが詰まったデザインの服を選ぶ……など。アフター5でも、嗜みは大切です。男性に「この人はどんな人なのだろう」と思わせる謎めいた部分があると、次のステップにつながりやすい。ほどよい距離感を保つことで男性の興味をかきたてられれば、あなたは優位な立場に立てるはず。アフター5での成功を勝ち取るためにも、戦術は忘れずに。