“ヒーローズジャーニー”(英雄の旅) 神話に見られる個人の成功法則を活用してみよう。

ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)とは、神話研究の第一人者であった
米国のジョセフ・キャンベルによって発見された理論です。
神話のストーリー展開に共通した流れのことを指します。

a404c6b787b3e2acc0bd0f6b4f01dd02_sその流れとは

1.Calling(天命)
2.Commitment(決意・旅の始まり)
3.Threshold(境界線・限界点)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)

キャンベルは、神話の中に見られるこの法則こそ、時代を超えて人々の心を捉え、
感動を呼ぶ“黄金の法則”なのでは、と考えたようです。

この法則に影響を受けたのが、かの映画監督のジョージ・ルーカス。
1977年に公開された映画『スターウォーズ』に“黄金の法則”を
取り入れたことは有名です。
ほかにも「マトリックス」や「ロード・オブ・ザ・リング」なども
この「ヒーローズ・ジャーニー」のルールに基づいて制作されていると
言われています。

0cc788785c5c0cf84765b83fcfcec795_s「ヒーローズ・ジャーニー」は個人の人生やビジネスにも当てはめることができます。
たとえば、自分がひどいスランプに陥っているとすれば、
それは、(3)Threshold(限界点)にあると見ることができ、
抜け出すためには(4)Guardians(メンター)が必要で、
具体的には、それが助言をくれる人だったり、偉人の本だったり。
そう考えることができれば、
「職場の先輩に相談してみよう」とか、
「書店に行って本を探しみよう」といった次のステップへ踏み出すことができます。

また、手強いライバルが登場したときは(5)Demon(怪物)のステージにいると
思ってみては、どうでしょう。
「今の難関を乗り越えれば、自身の(6)Transformation(変容)が待っている」と
考えることができれば、前向きなパワーがチャージできそうですね。

こうして“黄金の法則”のパターンを意識することで
次のステップを思い描くことができ、負のスパイラルから抜け出すことができる。
人生やビジネスにおいて迷ったときにも冷静に現状分析ができ、
いま、何が必要なのを知る手がかりを得ることができるわけです。

今までの自分の人生を思い返してみると、
「ヒーローズ・ジャーニー」に当てはまる出来事が多いことに
気づくのではないでしょうか。
「自分はいま、壮大な旅の途中なのだ」と思えると、
人生はいまより少しだけ楽しいものになるかもしれません。
“ヒーローズジャーニー”(英雄の旅)

神話に見られる個人の成功法則を活用してみよう。